2015年2月12日木曜日
暦の上では
センタースタッフ板倉(いたくら)です。
立春を迎えました。ただいま「暦の上では」春です。雪降ってます。
先の節分の日、隣に住む兄家族が突然押し寄せてきて、豆まきをするぞと言い始めました。
娘もつれて気合十分です。
鬼は誰がやるの?と心の中で疑問に思いましたが、すぐに自己解決。
「…あぁ、自分だ。」
兄いわく、娘に泣かれたくない、嫌われたくないんだそうで。
つまり、ワタクシが鬼に扮して、姪っ子をギャン泣きさせる役です。
さて兄家族が用意した、どこかの豆のオマケでついてくる鬼のお面をかぶって、両手にはめれるように牛乳パックで作った「鬼の子分」を引き連れて、若干クオリティに不安気な鬼の完成です。
姪っ子はというと、ちょんまげ、ハチマキをつけて桃太郎に扮するという気合の入れよう。
(ここ数年、豆まきなんて大々的にやらなかったので新鮮ではありましたが。)
さぁ、上手に豆まきできるかな~。
鬼の登場だ!
「ウワァァァアアン!」
まぁ、予想通りですね。姪っ子の叫びがこだまして、我が家の節分は幕を閉じたわけであります。
では、豆に関連してちょっとびっくりした「豆」知識を。
東北地方~関東地方では苗字が「渡辺」の方は節分に豆まきしなくてもいいそうです。
その昔、頼光四天王のひとり、渡辺綱(わたなべのつな)という方が大江山(京都)の酒呑童子という、恐ろしい鬼の頭領を討ち取ったのであります。
さらに、酒呑童子を倒されて怒った茨木童子が仇を討とうとあらわれるのですが、なんとその腕まで切り落としてしまったのです。
そんな最強のご先祖様をもつ渡辺のみなさんの家には、鬼たち一門が近づいてこないんだとか。
ただ、鬼が仕返しに来るから、という理由で豆をまくご家庭もありますし、東海地方じゃあまり聞きませんね。それでも渡辺さんは鬼に恐れられている存在、ってのが面白いですよね。
ちょっと旬を過ぎたお話でした。
ここ最近、アピタでは大人の音楽レッスンが盛り上がってきております。
アピタの鬼も追い払って、どんどんお客さんが来て下さるといいですね。
生徒の皆さん、マメに練習してますか!?(渾身のひと言)
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